親鸞(しんらん)に続き、中国の歴史の史書を読まれている
外食チームのリーダー S.S氏!
今回のブログもまた、奥深い内容となっています。
私もよく、彼から本をお借りしております。
(中国の歴史ではありませんけど・・・)
思うに、社内で一番本を読まれているのではないかな?と思います。
インターネットの普及で、昨今は本が売れなくなり、町の本屋が無くなっている中
週末に図書館へ行き、本を借りるその姿勢に共感しますね!!
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隔週くらいの日課になっている子供と一緒に図書館に行く中で
今回は「中国古典に学ぶ 帝王学の智恵」(守屋 洋著)を取り上げる。
最近、年も取りたくないのに取ってきて会社でも部下など持ち、
自分には歩不相応の身の上になってきて、
どちらかというと一匹狼的に生きてきた自分としては甚だこそばゆい位置にいるのだが。。
慕ってくれている人が一人でもいれば生きるに値すると考えて
新しい知識を取り入れようと日々過ごしている。
中国というのは、昔から日本と違って歴史の史書が多い国で、
そこから学ぶべきところは多い。
また、このことわざ的なネタはいわゆる「頭の良い女性」「育ちの良い女性」に滅法強く、
思わぬところで効果を発揮する。
本題に戻ると、その本のなかで「人を動かす」指導者の3つのレベルが書いてあり
今後目指すべきものの一つにしようと思っている。
★部下を心服させて、この人をだますに忍びないと思わせる。
そのためには、「徳」がなければならない。
★部下にだまされるようなスキを見せない事である。
そのためには、「明」がなければならない。
★厳しい態度で臨み、この人をだましたら厳罰が待っていると思わせる。
そのためには、「威」がなければならない。
要するに、リーダーとして必要なものは
「徳」>「明」>「威」であると言っている。
「徳」とは何かと思ったら是非、中国古典に触れてみてほしい。
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リーダー(人の上に立つ人のこと)に必要なもの・・・
「徳」 「明」 「威」 と言われても、ピンと来ない方のために
この3っつのキーワードを私なりに読解してみました。
★ 「徳」・・・すぐれた品性。人徳。
※ ある人はNGだったけれども違う人がそれと同様のことを行い、
評価された際に「人徳よね~」って言葉、よく聞きますよね。
これは、ある意味もって生まれた部分もあるのではないかと・・・
★ 「明」・・・はっきりとしたさま。清らかにすがすがしいさま。
※ この例えが、一番難しかった・・
何事にもはっきりと振舞い、動じることもなくぶれることもなく・・・
と言ったところでしょうか。
★「威」・・・それは行儀正しく理非賞罰を明らかにすること。
自然に人を従わせるような厳かさ。威厳。
※ 人を恐れさせる強大な勢力 = これは、もうお分かりですね!
よってリーダーとなる人は・・・
人「徳」という、オーラやカリスマ性を持ち、
yes or no が「明」らかで、駆け引き上手、
そして・・・
力=パワフル「威」であり、指示を出さずとも意図を察し、
うまくたちまわってくれる、部下を持っている!!!
といったところでしょうか。
うーん・・・
そんな上司が、リーダーがいたらいいのですがーーーーーーーー
なかなか、どうしてうまくはいきませんね・・・苦笑
●守屋 洋氏(中国文学者)
もりや・ひろし
1932年生まれ。東京都立大学中国文学科修士課程修了。
中国古典文学の権威として著作活動などに励む。
一方で日本人を募って中国の古典の歴史を尋ね、
ほとんど毎年現地でのセミナーを開くなど史実に基づく講義も行っている。
主な著書は「中国古典の名言録」(共著=東洋経済新報社)
「十八史略の人物列伝」(プレジデント社)
「孫子・呉子」(同)「『老子』の人間学」(同)
「『書経』の帝王学」(同)など多数。